『疲れてるから全身緩めて欲しいけど、揉みほぐしとマッサージってどっちに行けばいいの?』
そんなあなたのために、この記事では揉みほぐしとマッサージの違いを紹介していきます。
揉みほぐしとマッサージの違い
多くの人が“マッサージ”と“揉みほぐし”の違いをわかっていないと思いますので分かりやすく解説していきます!
資格の違い
あん摩マッサージ指圧師という国家資格を保有している人がする施術をマッサージと呼びます。他にも「あん摩」や「指圧」も同様にあん摩マッサージ指圧師がする施術のことを指します。
揉みほぐしは特に国で定められた資格はなく、極論ですが誰でもできます。
目的の違い
マッサージの目的は「治療」で、あん摩マッサージ指圧師でないと施術することができません。
揉みほぐしの目的は「癒し」で、治療は一切行えません。ですので、腰痛や肩の痛みなどを改善する目的の場合は揉みほぐしは選ばないようにしましょう。
施術時間の違い
マッサージは「治療」が目的のため、時間は施術者側が決めるので1回〇〇円という表記になるのに対して
揉みほぐしは「癒し」が目的のため、お客さまが〇〇分癒して欲しい!と選べれるように〇〇分△△円と表記されています。
ただ実際は綺麗に線引きされていない
ここまで資格と目的や時間の違いを説明してきましたが、これはあくまで「本来の違い」です。
しかし実際は揉みほぐしもマッサージもルールに則って綺麗に線引きされていないのが現状です。
原因として考えられるのは「マッサージ」という言葉があまりにも認知されすぎたことにあると思います。
お客さまもセラピストも国家資格保有者も皆、体を触る行為をマッサージと呼んでいて、そこに「治療を受けたいからマッサージ」という使い方をしている人は極々僅かなのではないかなと思います。
ですから、揉みほぐしサロンで働いているセラピストもマッサージをしているつもりでいるし、お客さまも治療や癒しという目的に関係なく、マッサージに行っていると思います。
ただ、法律で定められた本来のマッサージを提供できる、あん摩マッサージ指圧師の中にも治療を行わず、ただ気持ちいい揉みほぐしをしている人もいるからこれは本当に難しい問題だと思います。
施術を受ける側がしっかり使い分けれるようになろう
もちろん、お店側や施術をするセラピストやあん摩マッサージ指圧師の方が、しっかりと線引きをして相手側の領域に侵入しないことが好ましいのですが、正直現時点ではなかなか難しいと思いますので、利用されるお客さまが自分の体を任せるお店を選べれるようになった方が良いと思います!
体の痛みや捻挫などの怪我があった場合は、病院または国家資格を持っている、あん摩マッサージ指圧師・鍼灸師・柔道整復師が働いているお店、整骨院や鍼灸院などにいくようにしましょう!
痛みではなく、体の疲れや癒しを求めている場合には揉みほぐしや整体を選ぶようにしてください!
こんなお店には注意!
治療をするお店なのに1時間〇〇円って書いているお店は治療の効果に対してお金をいただいているのではないので、癒し寄りの施術をするところが多い印象です。
逆に揉みほぐしのお店なのに、腰痛が治ります!など何かを治そうとしているお店は専門範囲外の施術を提供している可能性があるので気をつけてください。